「江戸時代にソープランドがあった」本当なのか?
週末になると、スーパー銭湯でゆったりとくつろいでいる人も多いだろう。サウナもあり、マッサージもあり、垢(あか)すりもある。仕事の疲労を抜くのにはなかなかいいものだ。
江戸時代にも、塩を敷き詰めた蒸し風呂である「塩風呂」や、薬の成分を溶け込ませた「薬湯」などが営業していた。自分の好みにあわせて、さまざまな風呂に入っていたようだ。
垢すりというサービスも、江戸時代からずっとある。三助という、男性が背中を流すサービスもあるが、湯女(ゆな)という、背中を流す女性もいた。
当時の絵を見ると、背中だけではなく手ぬぐいで前の方も洗ってくれたようだ。さらに複数の湯女を頼んで体を洗ってもらうこともできたようだ。当時は両方全裸であったから、さぞや悩ましい気分になっただろう。もちろん追加料金を払えばそれ以上のサービスもしてくれた。垢すりつきのソープランドのようなものだから、人気もあった。
取り締まりにあって、なくなってしまったが、「裸の女性に洗ってもらうだけ」というサービスはいまあってもいいような気がする。もちろんいまでも洗体サービスという形式はあるのだが、江戸時代の方が少し過激だったような気がする。