室井佑月
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室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

安倍首相の「新3本の矢」発言を許した大手マスコミの責任

公開日: 更新日:

「アベノミクスの3本の矢をもう一度世界レベルで展開させる」

 ゴールデンウイーク中、安倍首相がロンドンで記者会見して語った言葉。ほんでもって、伊勢志摩サミットで、「G7版3本の矢」を提起するんだとか。

 だいたい自国においてもアベノミクス3本の矢の評価は怪しい。いつまで経ってもトリクルダウンが起きないじゃないさ、そうみんなが首をかしげている。しかし、安倍さんは負けない。昨年の9月、「新3本の矢」という言葉を出してきた。「アベノミクスは第2ステージに入った」と宣言して。

 なぜ大手マスコミは「その前の3本の矢はどこいった?」と騒がなかったんだろうか。元祖3本の矢の検証をしっかりせずに、彼の「新3本の矢」という発言をなぜ許した? だから、彼はロンドンでも言ってしまった。今度は世界と。

 そして、英国の新聞に「英国は日本経済で失敗した安倍総理のアドバイスに耳を傾ける価値なし」とまで書かれてしまった。アベノミクス失敗だったじゃん、そんな簡単なこといわせるな、って論調で。恥ずかしいったらない。

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