(8)がんの予防と早期発見に役立つ検査や対策は?
病気の予防や早期発見のために推奨されているワクチン接種や検査があります。がん関連では、大腸がん(便潜血検査)や胃がん(エックス線検査)などは一般的な健診の項目に組み込まれていることが多いので、よくご存じの方も多いでしょう。
一般的な健診項目に必ずしも入っていませんが、個人的にやっておいた方がよいと考えているのは、胃がん対策の「ピロリ菌検査」です。ピロリ菌は大半の胃がんの遠因になっていると考えられており、ピロリ菌の陽性者は陰性者に比べて胃がん発生リスクが10倍以上高いといわれています。検査で陽性であれば薬でピロリ菌を除菌することが可能ですし、陰性であれば安心材料になります。
女性にぜひ受けていただきたいのは、自治体のがん検診のメニューにもなっている子宮頚がんの検査(細胞診)です。子宮頚部の表面を軽くこすり取って、剥がれ落ちた細胞を顕微鏡で観察することで、まだがん化していない段階の細胞を発見し、早期の治療を可能にします。
また、がんには一部ウイルスが原因のものがありますが、子宮頚がんはその典型です。HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因ウイルスなのですが、ワクチンを接種することで罹患リスクを大きく下げることができます。


















