昭和の公衆便所を彷彿…異臭漂う“豊洲地下空間”滞在ルポ

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 地下に下りた瞬間、強烈な悪臭が記者の鼻腔を突き刺した――。24日、専門家会議座長の豊洲地下空間への初視察に日刊ゲンダイ記者も随行した。約20分間、配管が張り巡らされた広大な闇を歩くと、改めて疑問が湧きあがる。

 平田健正座長(放送大・和歌山学習センター所長)に随行できたのは、卸売場棟。地下への入り口は、卸棟の一番北西にある仲卸棟への連絡通路の脇。まるで“体育館のウラ”のような人目につかない奥まった位置にあった。地下空間の扉までは、1階から2つの踊り場を挟み、9段ずつの階段3つを下りる。想像以上に深い。驚いたのは、1階から既に異臭が漂っていたこと。地下に近づくごとに臭いは強まり、実際に鉄製の扉で仕切られた“謎の空間”に足を踏み入れると、悪臭が鼻の穴の奥まで突き刺さる。

 アンモニア臭に消毒剤の臭いが入り混じったような刺激臭だ。小便器の底に蛍光色の“トイレボール”が転がっていた昭和時代の田舎の公衆便所を彷彿とさせる。床のセメント粉が溶けているのだろうか、空間一帯には灰色に濁った水が5~10センチの深さでたまり、手ですくい鼻を近づけると、さらに強烈な異臭が鼻腔を痛めつける。

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