教育無償化はウソ 自民が大学授業料“出世払い”提言のア然

公開日: 更新日:

 安倍首相が「憲法改正で高等教育を無償化する」と唐突に言い出したが、一方で、自民党の教育再生実行本部が高等教育に関して別の政策を近く提言するというから訳が分からない。

 教育再生実行本部がまとめている案は、大学の授業料を国が一時的に肩代わりして、支払いを卒業後に先送りできる新制度をつくるというもの。日本学生支援機構の貸与型奨学金とどこが違うのかと思うが、機構の既存制度が月額3万~12万円程度であるのに対し、自民党案は「在学中は授業料を国が立て替え、学生は払わない」という。返済も機構では、貸与終了から7カ月後に始まるが、自民党案では、卒業後、収入が一定額に達するまで猶予する。“出世払い”というやつだ。

 いずれにしても返済義務があり、安倍首相の言う「無償」ではない。自民党内では無償化の財源をどうするのかなど、否定的な意見が根強いからだ。元来、自民党は教育無償化に消極的で、民主党政権時代の高校無償化を「バラマキ」だと批判、政権奪還後に所得制限を設けたほどだから、「高等教育無償化」なんて本気でやるわけないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “安倍1強”に早くも暗雲 参院選の「前哨戦」で自民敗北危機

  2. 2

    事実上のクビ…イチロー現役引退の裏にマリナーズとの暗闘

  3. 3

    エリカ様は張り込み班に「なに撮ってんだよばかやろう!」

  4. 4

    伝説の麻薬Gメンが指摘 ピエール瀧コカイン常習の“証拠”

  5. 5

    不倫訴訟報道の後藤真希…ブログの私生活も虚像だったのか

  6. 6

    世界1位奪取にルノー日産が画策?自動車業界大再編の予兆

  7. 7

    京都に“愛の新居”報道…それでも鈴木京香が結婚しない理由

  8. 8

    現実から目を背けるために過去を「いじくり廻してゐる」

  9. 9

    記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

  10. 10

    ロシア紙さえも“詭弁”と評したプーチン大統領の特異解釈

もっと見る