安倍政権自慢げもスカスカ 「給付型奨学金」のお寒い中身

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 ようやく2017年度から新設されることになった返還不要の給付型奨学金。安倍首相も「どんなに貧しい家庭に育っても、夢をかなえることができる」と自慢げだが、その中身はスカスカ。恩恵にあずかるのは全学生のわずか2.5%にすぎない。

 原因は財源不足。17年度案で給付型奨学金に用意された予算は、わずか70億円で、大学4年生まで行き渡る21年度でも220億円にとどまる。

 給付型奨学金は、進学先や下宿の有無に応じて、月額2万~4万円の返還不要の奨学金が大学生に給付される制度。収入条件となる「住民税非課税世帯」には、大学進学希望者が1学年あたり推計約6万人いるのだが、政府の支給定数は2万人。実に3分の2が落選する。

 該当者を選択するのは高校の仕事で、成績、部活や生徒会の課外活動、進学の目的などを評価して決めるというが、各校とも割り当てられるのは1学年あたり1~7人という狭き門だ。生徒の将来を左右しかねないだけに先生の重圧も相当なものだろう。

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