著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

戦後初の総選挙で日本はそれまでの慣習と伝統を覆した

公開日: 更新日:
第22回衆議院議員総選挙で開票速報を見る都民(1946年4月11日、東京・銀座)/(C)共同通信社

 断っておかなければならないのは、マッカーサーに宛てた手紙の中に極めて深刻な内容があったことである。朝鮮からの引き揚げ者の消息が分からないものが多く、そのことを調べていただけないかといった悲痛な文面もあった。日本の権限が及ばない地での行方不明という内容も多いように思えた。この種の… 

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