野党共闘は「秋田モデル」に学べ 蟻が巨象倒した共感の力
「『大きな象もアリが束になってかかれば、倒すことができる』と信じています」
参院選最終日にこう訴えた秋田選挙区の野党統一候補・寺田静氏(44)が、自民現職の中泉松司氏(40)に約2万票差をつける奇跡的勝利をした。安倍首相や菅官房長官らが何度も応援に入る中、県内の衆参すべての選挙区を自民が独占する秋田で勝てたのは、イージス・アショアの問題が影響したからだけではなかった。
寺田氏に出馬要請をして自ら選対本部長を務めた秋田県議の石田寛氏(社民党県連代表)は、3年前の参院選で東北6県で秋田だけが負けたトラウマを乗り越えた勝因を分析、「野党共闘のモデルになる」と熱っぽく語った。
「野党共闘は土台であって、政党間で話し合いがついていればよく、前面に出す必要はない。その土台の上で無党派層と保守層の票をどう取り込むのかが重要で、野党支持者を固めるだけでは勝てないことは3年前の参院選で実証済み。だから今回は野党間で政策協定を結ばず、素直に静さんに自分の気持ちを訴えてもらった。それが共感を呼んでプラスアルファとなった」


















