意味不明な自民党女性局「改憲」啓蒙冊子
自民党女性局が「幸せのカタチ:私たちの憲法」という小冊子を発行した。党是の「改憲」原案の国会発議に向けた環境を整える活動の一環である。
まず、「憲法は国の政治の仕組みを定め、ひとりひとりの幸せのカタチを守る基本的なルール」で「幸せのカタチは時代によって変わっていく」として、「過去70年で人々の生活は変わったのに日本は1回も改憲していない」と問題提起(?)をしている。
その上で、他国の憲法に話題を移し、イタリアでは「歴史的遺産の保護」が、リトアニアでは「親を尊敬する義務」が、さらに、アイルランドでは「同性婚を認めること」が憲法に明記されているなどが紹介されている。
そして、自民党の思いとして、現憲法の「国民主権」と「基本的人権の尊重」と「平和主義」は変えない、としている。その上で、自民党は、①自衛隊の立場を明確にして自衛隊を働きやすくする②大災害の時に国が素早く対応できるようにする③各都道府県から最低1人の国会議員を出す④子供が望む教育を受けられるようにする……ために改憲したい、としている。