新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に

公開日: 更新日:

 これも試練だろう。

 6日、新横綱の大の里(25)が昇進後、初の出稽古を行った。行き先は境川部屋。平幕の平戸海と、同じく出稽古に来た関脇の霧島と合わせて14番を取った。

 もっとも、本人は調整不足なのか、「もう少し、精度を上げていきたい」と不満顔。13日初日の名古屋場所は今年から新設の「IGアリーナ」に会場が変わり、本場所はその“こけら落とし”。自身も横綱としてデビューする場所とあり、不甲斐ない相撲を取るわけにはいかない。

 そのための出稽古だろうが、なにせ普段は移動だけでも一苦労。多くの相撲部屋が都内にあるのに対し、大の里が所属する二所ノ関部屋は茨城県。国技館までは高速を使っても車で最低1時間はかかる。

 地方場所は会場を中心に各部屋の宿舎が点在している分、出稽古に行きやすい……と言いたいところだが、この日は違った。

 二所ノ関、境川の両部屋は共に愛知県内に宿舎を構えているものの、境川部屋は岐阜県との県境にある丹羽郡で、二所ノ関部屋は岡崎市に隣接する安城市。直線距離にして50キロ弱と、普段の国技館への距離とほぼ同じだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去