小林節
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小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

安倍首相の改憲論の「嘘」を見逃してはならない

公開日: 更新日:

 2月12日の衆院予算委員会での辻元清美議員との質疑で、安倍首相は聞き捨てならない本音を漏らした。

 それは、自衛隊を合憲化するために憲法に自衛隊を明記する……という首相の改憲案に対して、辻元議員が「ならば、その改憲案が国民投票で否決されたら、自衛隊は違憲と確定するのか?」と質問したことに対する回答である。

 首相いわく、「必要な自衛のための措置を取り得ることは国家固有の権能として当然のことで、(自民党の)改憲案が否決されても自衛隊が合憲であることは変わらない」。

 確かに、国際法上は、日本も独立主権国家として、侵略を受けた場合には固有の(つまり先天的な)個別的および集団的自衛権を持っていることは認められている(国連憲章51条)。しかし、その権利の行使を自らの憲法で自制することは各国の自由である。

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