【青森】元関取が論客を猛追 踏ん張るか押し出すか

公開日: 更新日:

青森(改選数1)

○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。

 ◇  ◇  ◇

【青森】

 ▲斉藤直飛人47 自新
○△田名部匡代53 立現
  佐々木 晃50 N新

 衆参両院の議席独占を狙う自民がなりふり構わぬ組織戦を展開。衆院から鞍替えしてから、2期目を目指す立憲の田名部の足元を脅かしつつある。

「日本の難題とがっぷり四つ!」がキャッチフレーズの自民新人の斉藤は、元関脇の追風海。力士時代は小兵で泣いたが、市民に交じると圧倒的なデカさ。動きも俊敏だ。つじ立ちに動員された支持者の間をスイスイ回り、グータッチを重ねていく。

 2006年に引退後、故郷の津軽地方にUターン。板柳町議1期、県議3期を務めた叩き上げだが、演説は発展途上だ。山あり谷ありの相撲人生が大半。一本調子の語り口に聴衆の反応は鈍いものの、「あっちのリードは想定内。先行すっと緩むから。組織戦なんで最後に必ず逆転する」(斉藤陣営関係者)と自信をみせる。江渡聡徳県連会長をはじめ、衆院議員は付きっきり。大物弁士もひっきりなし。公示当日は客寄せパンダの小泉進次郎前環境相、翌日に河野太郎前行革相、ウクライナ対応で国際会議に出ずっぱりの林外相ら大臣クラスも入った。推薦する公明も遊説に張りつく。

必死さでは田名部が数歩も先

 もっとも、必死さでは田名部が数歩も先を行っている。移動中は選挙カーの助手席に陣取ってマイクを握り、快活に声かけ。つじ立ちでは物価高対策はもちろん、農林水産業支援に力を込め、「青森が元気なら日本も元気になる。青森が日本の食料安全保障をつくっている」などと支持を訴える。

「選挙は何回もやってますが、フタを開けるまで分からない。選挙区で勝ったのは1回だけですから、最後まで全力疾走」(田名部陣営関係者)

 連合青森と社民が推薦し、共産と市民連合は自主支援。共産嫌いで知られる連合の芳野会長が3日に応援に入る予定だが、果たして奏功するか。数少ない論客を失えば、立憲には相当な痛手だ。

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