著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

1945年8月9日に開かれた御前会議の「本質」

公開日: 更新日:
御前会議が行われた皇居内、元大本営地下防空壕の会議室(昭和40年8月7日)/(C)共同通信社

 国策の最終決定のための御前会議は、8月9日午後11時50分に皇居の御文庫地下防空壕で開かれた。出席者は7人である。一応その名を列記しておくと、鈴木首相、東郷外相、阿南陸相、米内海相、梅津美治郎参謀総長、豊田副武軍令部総長、この6人は最高戦争指導会議の出席者でもある。ただしこの御… 

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