保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

鈴木貫太郎首相はポツダム宣言を「黙殺するだけ」と答えた

公開日: 更新日:
記者団と会見する鈴木貫太郎首相はポツダム宣言について問われ「ただ黙殺するだけである」と答えた(1945=昭和20=年7月28日、首相官邸)/(C)共同通信社

 穏健な訳語を用いた外務省訳のポツダム宣言は、天皇の元にも届けられた。外相の東郷茂徳は鈴木貫太郎首相の元にも訳文を持ってきた。13項目の文書のうち、最後の項目は次のようになっていた。

「我々は日本国政府がただちに日本国軍隊の無条件降伏を宣言し、且つ誠意ある行動に移れば、適当…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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