著者のコラム一覧
孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

NYタイムズ紙が「混迷期に入った」と報じた日本政治は今後、どうなっていくのか

公開日: 更新日:
我々の誰が、韓国、台湾よりも下位に位置する将来を予想したであろうか…(C)日刊ゲンダイ

 衆院選が終わった。定数465議席で、過半数は233議席である。

 自民党は公示前の247議席から191議席となった。過半数割れである。連立を組む公明党は32議席から24議席。自公合わせても215議席で過半数に届かない。

 2012年12月の総選挙で、自民党は294議…

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