著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

北海道の老ハンターが「ジジイを舐めるな!」 そういいたくもなるよなぁとあたしも思う

公開日: 更新日:

 それはそういいたくもなるよなぁとあたしも思う。

 あたしは南魚沼の猟友会の方々に誘われ、熊鍋を振舞われたことがある。想像していたものとは違って、とても美味しかった。おかわりすると猟師のおジイたちは、嬉しそうに、

「美味しくするにはコツがあるんだよ。大蒜とか生姜とかで臭みを消してね」

 などと教えてくれた。そして、酒を飲むうちに彼らは悩みを語り出した。

 後継者がいないのである。

 銃を扱い動物を殺す仕事に偏見を持つ人がいる。だから、射撃訓練所などを作ろうにも、反対が起きてしまう。後継者を作ろうにも作れない。

 地元では小学校のグラウンドにまで熊が出ている。ハンターは誰かがやらなきゃいけない大切な仕事だ。あたしはもっと彼らの仕事に敬意が払われていいと思う。それがあったら北海道の問題も起きなかった。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か