完全別調整のG阿部にのしかかる「全幅の信頼」という重圧

公開日: 更新日:

 8日、巨人阿部慎之助(36)が完全別メニューで行っている練習を、高橋由伸監督(40)と臨時コーチの松井秀喜(41)がダブル視察した。

「ベテラン班」として別調整が認められているのは相川、鈴木も同様だが、メーン球場でのアップにも加わらず、宿舎から離れた場所にある室内練習場に直行するのは阿部1人だけ。第2クールも3日目となり、さすがに打っている姿が見たくなったのか、初の視察となった高橋監督は「特にこちらから(阿部に)ああして欲しい、こうして欲しいというのはない。この辺で合流してというのはあるけど、あとは自分でやってくれるでしょう」と全幅の信頼を置いていると言わんばかり。指揮官は「合流は沖縄(2次キャンプ)あたりから」と明言している。こちらは2度目の視察となった松井も「良かったんじゃない。前回よりも? はい」と全く心配していない様子だった。

 ここ4年間はたとえ主力であろうが、「横一線」を強調する原前監督の方針で、2月1日のキャンプインにはある程度体をつくり、若手と同じメニューをこなしてきた。昨季は捕手から一塁手へ転向したこともあり、ハイペースで飛ばし過ぎた揚げ句、2月中旬に右ふくらはぎを故障。実戦復帰が開幕直前になってしまったという反省があるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは