雨続きで甲子園出場校から悲鳴…応援バスのキャンセル料で“痛い出費”

公開日: 更新日:

 自然相手だけに不測の事態は付きものとはいえ、甲子園の出場校も長雨の影響をモロに受けている。

 今月9日に予定されていた甲子園の開幕は台風9号の接近により1日順延。束の間の晴天の後、今度は西日本付近に停滞する前線の影響で12日、13日と2日続けて順延。さらに14日も順延になり、計4日間試合が雨で流れている。

 その状況に悲鳴を上げているのが出場校だ。12日は第1試合の四回終了時にノーゲーム、順延が決まったため、第2試合以降の出場校の応援団はすでに地元を出た後だった。

■県岐阜商は予約時の8割負担で100万円

「十数台のバスで400人弱の生徒が現地(甲子園)入りしていました」と県岐阜商(岐阜)の職員が続ける。

「バス料金はキャンセル扱いになり、予約時の8割負担で100万円ほどかかりました。寄付などを募っていますが、今後、応援団を送り出せるか……」

 出場校は通常、旅行会社とツアーを組む。地元を出発、甲子園での試合を経た後、再び地元に戻るパックだが、急きょ中止が決まってとんぼ返りになったため、キャンセル扱いになったというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性