日本ハムに「もう一つの頭痛のタネ」…清宮ボロボロ大誤算で中田翔のクビ切れず

公開日: 更新日:

 チームに大きな動揺を走らせた日本ハム中田翔(32)の暴行事件。後輩投手の顔面を殴打するという蛮行に、栗山監督も「こっちの心も察してくれ。何をしゃべっていいのかも分からない。もう少し時間をくれ」とショックを隠せなかった。

 無期限の出場停止処分を科された中田は今季が3年契約の最終年。さすがに「シーズン終了を待ってクビになる可能性が高い」との見方が球界の大勢を占める一方、球団内には「切りたくても切れない」との声もある。

「中田の年俸は3億4000万円。費用対効果の悪さが問題にされてはいるが、昨季は3度目の打点王を取った。チームは世代交代が進まず、昨年の5位に続いて今季も最下位に低迷している。3年連続Bクラスの可能性が高い今のチームに、中田を切る覚悟というか余裕があるかどうか」

 とは、元球団スタッフのOBしだ。

■今季中の一軍昇格は不可能

 最大の誤算は、高卒4年目を迎えた清宮幸太郎(22)である。今季はここまで一度も一軍に呼ばれることなく、目をかける栗山監督の口からもその名が出ることはほとんどなくなった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」