阪神の戦力補強に“異変”…ロハスJr.とアルカンタラに期待する「2年目の正直」

公開日: 更新日:

 今のところだが、阪神の戦力補強がいつになくおとなしい。昨年の絶対的クローザー・スアレスと20本塁打を放った主砲・サンズが退団したにもかかわらず、FAやトレード戦線は音沙汰なしで、新外国人についてもMLBでの実績が乏しい未知数の投手2人(ケラーとウィルカーソン)を獲得しただけである。

 昨年は前年に韓国で打撃2冠王に輝いたロハス・ジュニアと、同じく前年の韓国20勝右腕であるラウル・アルカンタラを獲得し、さらに推定年俸2億1000万円の大枚をはたいて日米通算95勝左腕のチェン・ウェインも獲得。その前年はMLBで20本塁打以上を3度記録している新外国人大砲・ボーアが目玉で、その前年はオリックスからFAした西勇輝の獲得が大きな注目を集めた。

 そもそも阪神は以前からFA補強や大物外国人選手の獲得には積極的な球団だったが、今年は鳴りを潜めている。一部報道によると、サンズに代わる新外国人大砲を今も調査中とのことだが、このコロナ禍で難航しているという。確かに今後の来日手続きなども含めて考えると、このご時世ではなかなか厳しそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」