著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

人の「声」はどこまで守られる? 法務省が示した「パブリシティー権」

公開日: 更新日:

 人気声優津田健次郎さんが、生成AIで自分の声をまねられたとして、動画共有アプリの運営会社を訴えている──。そんなニュースが流れたのは今年5月でした。また、声優の世界では、山寺宏一さんら有志が無断利用に反対する運動を2024年から続けています。

 では、人の「声」は法律でどこまで守られるのか。その手がかりが、ようやく示されたんです。

 法務省の有識者検討会が今月7日、生成AIによる肖像や声の無断利用について、法的な考え方を整理した報告書を公表しました。新しい法律ができたわけではなく、いまある法律をどう当てはめるかを専門家が整理したものです。それでも、一番のポイントははっきりしています。人の「声」も、名前や顔と同じように守られる──と書き込まれたことです。声はその人を見分ける手がかりであり、その人らしさそのものだからというのが理由です。

 となると、どんなときにアウトなのか。報告書が想定しているのは、有名人の声をAIでそっくりに再現し、動画や音声にして配信するような場面です。その声につられて人が集まり、再生数や広告収入につながっているなら、本人の「お客を引きつける力」にタダ乗りしたことになります。この引きつける力を守るのが、「パブリシティー権」と呼ばれる権利です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK出演にSNSでは抗議の声も…彬子女王と伊藤穰一氏をつなぐ「裏千家」とブータン王室の深い関係

  2. 2

    女優・烏丸せつこさんは郷里の滋賀に引っ越し、2歳下のダンナさんとラブラブ生活

  3. 3

    巨人・橋上監督代行に課された“最終任務” 「岡本和真の後釜候補」に道筋を立てられるか

  4. 4

    日テレ「ウルトラクイズ」復活で思い出す…氏家齊一郎社長の「赤字番組など必要ない」

  5. 5

    中間淳太が生謝罪も…WEST.脱退問題のウラに重岡大毅のアツすぎるバンドスタイルと“音楽性の違い”

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  3. 8

    俳優・山本學さん89歳「たかだか役者なんですから」の気持ちでやってます

  4. 9

    今も歩くのに苦戦…元プロレスラー武藤敬司さん人工関節手術を語る

  5. 10

    婚活で早く結婚できる人、できない人の決定的な差…「電柱女子」「電柱男子」は成婚から遠ざかる