桑木志帆が全英女子OPで体現したメジャーを「楽しんでプレーする」極意…すべては周到な準備から
日本からスポット参戦の桑木志帆が今季メジャー最終戦「全英女子オープン」に優勝し、大変うれしく思います。
会見での「最後まで楽しんでプレーできた」の言葉が印象的でした。
昔のプロは、「負けてたまるか」の根性論で臨んでおり、重圧のかかるメジャーでは楽しむ余裕は全くありませんでした。
根性でうまくいくプロもいれば、筋肉が硬くなってパフォーマンスを発揮できずに終わる時もあります。
しかし、ゴルフに限らず世界で戦うアスリートからは「楽しむ」という言葉を今では当たり前のように聞きます。
テクニックを磨くだけでなく、メンタルコーチをつけてどうしたら持てる力を100%引き出せるかを学び、日ごろの成果が活躍につながっているのです。
もちろん楽しんでプレーするには、ショット、パットの不安をなくすことが前提にあり、その準備ができていないと楽しむことはできません。
桑木の全英優勝は、ジュニア時代から指導を受ける岩本砂織LPGAティーチングプロの功績も大きいといえます。
彼女はジュニア育成に携わり、JGA強化選手にも同行します。私は経験豊富な岩本さんをリスペクトしており、日ごろから情報交換をしています。
今年6月の全米女子オープンでは桑木が最終日にスコアを伸ばして14位フィニッシュ。「ゾーンの入り方がちょっとわかりかけたんじゃないか」と岩本コーチから聞きました。
楽しんでプレーできる時は雑念がなく、ゾーンに入った状態ともいえます。
私も現役時代に狙ったところにボールが飛び、パットがイメージ通り入れば楽しかった。ただ1日18ホール、4日間72ホールのすべてが思い通りにいくわけではなく、ピンチもあります。そんな時は「ゴルフの神様が自分を試しているんだな」と気を引き締めたのを覚えています。
桑木は昨年大会の初日4位発進から、2日目は強風に翻弄されて予選落ち。その悔しい教訓を生かし、今年は風対策を練っていました。大会前週の木曜日には会場入りして、岩本コーチと入念にコースをチェックし
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り299文字/全文1,186文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
今なら!メルマガ会員(無料)に登録すると有料会員限定記事が3本お読みいただけます。


















