ヤクルト・石川雅規“監督候補”が42歳で手にした「日本S史上最年長黒星」の勲章

公開日: 更新日:

 持ち味をいかんなく発揮した。

 ヤクルトのベテラン左腕、石川雅規(42)が26日のシリーズ第4戦に先発して5回を2安打1失点。打線の援護に恵まれず、史上最年長となる42歳9カ月での日本シリーズ勝利こそ逃したものの、コーナーを丁寧に突く投球でオリックス打線を手玉に取った。

【写真】この記事の関連写真を見る(23枚)

「この日も直球のMAXは134キロ。変化球を巧みに織り交ぜ、それを140キロにも145キロにも見せる技術がある。初回に二塁打と連続四球で2死満塁のピンチを招いて6番の杉本を打席に迎えた場面。シンカーと真っすぐを内外角に投げ分け、最後は132キロの内角真っすぐで空振り三振に仕留めた。老獪な石川の真骨頂でした。5四死球と珍しく制球に苦しみましたが、それも慎重さの表れ。結果的にわずか2安打1失点にまとめるのですから、オリックス打線の不振を差し引いても、文句のつけようがありません」(評論家の橋本清氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」