巨人・阿部新監督が見せた投手整備力 “マシンガン続投”廃止でベンチの空気も様変わり

公開日: 更新日:

 阪神との開幕カードを2勝1敗で終えた巨人に対し、「昨年までの『打つだけ』の野球とは、今季は様変わりしそうな印象を受けましたね」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏が言えば、「各打者にしぶとさが出てきた」と同じく巨人OBで、セットアッパーとして活躍した橋本清氏もうなずく。
 
 昨季までと様子が違うのは投手陣も同様だ。(【前編】からつづく)

【写真】この記事の関連写真を見る(18枚)

  ◇  ◇  ◇

 最大の懸案だった投手陣も2試合連続ゼロ封と奮闘し、「開幕から25イニング連続無失点」のプロ野球記録に並ぶオマケまでついた。中でも昨年は壊滅状態だったリリーフ陣が、2戦目までは無失点どころか無安打の完璧リレー。3戦目に左腕セットアッパーの中川が森下に3ランを被弾したものの、勝ちパターンを形成するドラフト1位新人の西舘、守護神の大勢、それに続くバルドナード、堀田、ケラーも完璧な投球を披露した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性