興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」

公開日: 更新日:

 明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でもある我喜屋監督に聞いてみると……。

  ◇  ◇  ◇ 

 ――近年の沖縄は聞きなれない名前の学校が力をつけています。

「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です。例えば、興南が同じように『今度はスポーツだけの学校にしよう』となったら、財源はどうするのか。生徒が野球部員だらけだったら、本来、一般生徒にも関わりのある校納金から吸い上げるしかなくなる。それは違うでしょう、と僕は思っています」

 ――野球専門学校のようなものですか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か