佐々木朗希が大谷やダルを"排除”…交渉で選手同席を不可にした「本当の理由」とは

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 ポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木朗希(23)が日本時間9日、自身のインスタグラムを更新。上下黒のトレーニングウエア姿でマウンドから投球練習する動画を投稿した。

 全米野球記者協会のフランシス・ロメロ記者によれば、佐々木はロサンゼルスにあるロヨラ・メリーマウント大学でトレーニングしているようだ。

 佐々木の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は年末の会見で、獲得意思を示した20球団から本人が選んだ複数球団と8日間にわたって面談したことを明らかにした。1球団2時間以内、面談場所をロスの代理人事務所としたのは公平性を保つためだという。興味深いのは佐々木本人の希望で、面談には選手の出席を拒否したことだ。

 これは7年前、大谷翔平(30=ドジャース)が佐々木と同じポスティングと25歳ルールによってメジャー入りした際の面談が教訓になったのだろう。

 当時、大谷との面談に進んだのは7球団。中には本人を口説くためにチームの看板選手を同席させた球団もある。ジャイアンツは2012年のMVPでスター捕手のポージー(現編成本部長)、ドジャースはサイ・ヤング賞3度の左腕・カーショー(36)が同席して交渉するも、大谷が選んだのはエンゼルスだった。

 すると結婚記念日にもかかわらず、交渉に参加したカーショーが声を上げた。

「時間と労力の無駄遣いだった。彼(大谷)は明らかにDHでやりたがっていたからね」

 当時DH制のなかったナ・リーグは最初から選択肢になかったのだろうし、だからこそ「時間と労力の無駄遣い」と吐き捨てたのだ。レギュラーシーズンに入ってからも、大谷に関する質問には「興味がない」と素っ気なかった。

 エンゼルス時代の6年間、打者大谷はカーショーに対して11打数無安打、4三振と完璧に抑えられた。腹に一物のカーショーがこいつだけは打たせないと力を入れたか、あるいは大谷にカーショーに対する“負い目”があったのか。いずれにせよ戦う以前に、グラウンドで対戦する選手のひんしゅくを買うのは得策ではない。

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