「さんかく」千早茜著

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「さんかく」千早茜著

 東京での仕事に疲れた夕香は、大学時代を過ごした京都で古い町家に暮らしながらフリーのデザイナーとして働く。

 飲み屋で大学時代のアルバイト仲間の伊東と再会して以来、年下の彼と気が向けば一緒に飲みに行く仲になった。しかし、40歳が近い夕香は、彼とは適度な距離を保って付き合うと決めている。一方、伊東はすれ違い生活が続く交際中の華との関係に行き詰まりを感じていた。

 そんなある夜、夕香は酔って終電を逃した伊東を介抱して自宅に泊める。食べ物の好みが合う伊東は次第に夕香の生活に入りこんでくる。ある日、伊東が大阪から京都に引っ越しを考えていると聞いた夕香は、シェアハウスを提案する。

 さまざまな料理を脇役に、三角関係未満の男女3人を描く長編小説。 (祥伝社 792円)

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