晩年“シベ超”でお騒がせだった水野晴郎

公開日: 更新日:

 入院中も台本を持ち込み、スタッフに口述筆記させるなど執念を見せていた水野だが、復帰はかなわず。一時は100キロ以上あった体重は50キロ近くまで激減し、4月に再度入院した後は急速に体調が悪化。6月10日に肝不全で帰らぬ人となった。76歳だった。

 水野の死後、愛弟子の俳優・西田和昭によって、水野が戸籍上の本名を山下奉文大将と1文字違いの「山下奉大」に改名していたという衝撃情報も明かされた。映画とシベ超に生涯を捧げた水野に死後、多くの映画館からシベ超追悼上映の依頼が寄せられた。

◇1996年2月 2日、ジーン・ケリーが死去、83歳。12日、司馬遼太郎が死去、72歳。14日、羽生善治が史上初の将棋のタイトル7冠独占を達成。16日、薬害エイズ事件で菅直人厚相が謝罪会見。28日、チャールズ皇太子とダイアナ妃が離婚。

【連載】プレイバック芸能スキャンダル史

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?