視聴率急降下 “突っ込みどころ”しか見どころがない「安堂ロイド」の消化不良

公開日: 更新日:

「半沢直樹」の後番組ということで、注目度は今クール一番だった木村拓哉主演「安堂ロイド」(日曜21時~、TBS)。しかし、第3話にして初回視聴率19.2%から6ポイントダウン、13.2%まで下落してしまった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 楽天マー君の好投で盛り上がりをみせた日本シリーズが裏番組。前日の第1戦に続き世間の注目度が高まり、視聴率を奪われる要素はあった。その点はTBSも想定内だったろうが、そこは、転んでもキムタクドラマ。視聴率が下がる一方、ネット上では実況スレッドが乱立。放送と同時にちゃちゃを入れたり、小ネタのまとめサイトが雨後のタケノコ状態で、カルト的な盛り上がりを見せている。

 確かにクビをかしげる内容ばかりだ。殺された主人公の沫嶋黎士と、沫嶋そっくりの容姿になるようプログラミングされ、クライアントの要望で敵を殺害する悪魔のOSが搭載されたロイド。キムタクはあくまで沫嶋黎士絡みの1人2役を演じているのだが、例えば第3話のロイドが遠い過去の記憶にうなされ、沫嶋とは関係のない回想シーンでもキムタクが武装して登場したり、沫嶋は「外食しない」設定のはずなのに、恋人役の柴咲コウと焼き肉屋デートを楽しむシーンがあったり……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束