中村玉緒がさとう珠緒にアドバイス「ムダこそ芸の肥やし」
■役に立った旅の経験
2時間ドラマの撮影って、4時とか5時に起きて、おウチに帰ったら夜12時ごろ。そんなスケジュールが10日から2週間ほど続くので、体がクタクタになっちゃうんですよね。遊びに行くより体力を温存したいって気持ちになっちゃうんです。でも、玉緒さんに発破をかけられるうち、普段はできない体験をもっとしようと思って、少し長い休みがとれたら、インドとかイスラエルとかに、ポンとひとりで行ったりするようになりました。そうしたら、ちょうど古代ユダヤが好きな女の子の役がきて、旅をした経験が役に立った、なんてことがありましたね。
私が初めて舞台に立った時(02年「ある豊かな生活~29歳の女たち」)には、見に来てくださいました。舞台の後、一緒にお寿司屋さんに行ったら、「あそこは一呼吸、間をおいたほうがいい」とか、初めて細かいアドバイスをくださって。うれしかったですね。
最近、もし私が“中村”って名字の人と結婚したら、“中村珠緒”って名前になるんだなあ、なんてボンヤリ考えたりします。“珠緒”は本名なので。そうなったら面白いですよね。