田中哲司を一念発起させた 光石研の“アウトロー演技”

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 いよいよクライマックスのドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)で、天海祐希扮する未亡人刑事の上司として、絶妙な“抜け感”を利かせている田中哲司さん。そんな田中さんが、今の自分があるのは、“抜け感”的人生観を共有する事務所の先輩、俳優・光石研さんのおかげだという。

 三重県鈴鹿市の出身なんですが、高校を卒業して、特に何をしたいとか考えてなかった。東京に出たいっていうことと、とりあえずバンドやろうかな、と音響関係の専門学校に行ったんです。

小林薫に憧れ、日芸演劇学科へ

 ところが、飯田橋のクレープ屋さんでバイトしていたら、近くにある法政大学の学生たちもバイトに来ていて、なんだかものすごく楽しそうなんですよ。「あ、キャンパスライフもいいな」と思って、そこから1年勉強して日本大学芸術学部の演劇学科に入ったんです。

 どうして演劇だったかというと、その頃、ちょうどJRAの初めてのCMに小林薫さんが出ていて、カメラに向かって、競馬ってこんなに楽しいんだよ、って語りかけるヤツ、それが「あ、カッコいい! こんな人を目指そう」と思ったんですね。

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