下積み時代の清水ミチコを親身になって叱ったのは永六輔

公開日: 更新日:

■人を親身に思って叱る難しさ

 永さんは50歳くらいだったかな、背が高いし、声も大きいから怖いんですよ。真実を突く人でしょ。私のマネジャーになった女の子がちょっと遅刻しそうになって本番ギリギリに来たら、「君、これから清水さんのマネジャーをやっていこうって人がこんなことじゃダメだよ」と。その女の子は「目を見て叱られたのって生まれて初めて」と言ってました(笑い)。その人のことを親身に思って叱るって、今はなかなかできないですよね。

 それからは「笑っていいとも!」のレギュラーが決まっていったりしたから、永さんに場を与えていただいた時期は短期集中の下積みですね。

 面倒見たタレントが売れてくると「あいつは俺が面倒見た」と言う人いるでしょ。でも永さんは逆に離れていったというか。自分が好きでやってて、感謝されたいわけじゃないって感じでした。私が無名の時にやさしくしてくれて、売れてきたら距離を置くなんて「江戸っ子ってカッコいいなぁ」と思いました。ハガキでダメ出しをしてくれてたこともありました。

 私も、当時の永さんくらいの年齢になったら、ライブハウスで新人のネタを見て「こういうとこ直したらいいよ」「場数を踏みなよ」と言ってプロデュースするオバサンになるのかな、と思ってたんだけど、50代になってもそんな余裕まったくなかった。自分のことしか頭にない(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  5. 5

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  1. 6

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  2. 7

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  3. 8

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    高市首相ハレンチ答弁の醜悪! 中傷動画疑惑めぐる「秘書音声」追及に「文春の有料会員イヤ」と屁理屈