下積み時代の清水ミチコを親身になって叱ったのは永六輔

公開日: 更新日:

■人を親身に思って叱る難しさ

 永さんは50歳くらいだったかな、背が高いし、声も大きいから怖いんですよ。真実を突く人でしょ。私のマネジャーになった女の子がちょっと遅刻しそうになって本番ギリギリに来たら、「君、これから清水さんのマネジャーをやっていこうって人がこんなことじゃダメだよ」と。その女の子は「目を見て叱られたのって生まれて初めて」と言ってました(笑い)。その人のことを親身に思って叱るって、今はなかなかできないですよね。

 それからは「笑っていいとも!」のレギュラーが決まっていったりしたから、永さんに場を与えていただいた時期は短期集中の下積みですね。

 面倒見たタレントが売れてくると「あいつは俺が面倒見た」と言う人いるでしょ。でも永さんは逆に離れていったというか。自分が好きでやってて、感謝されたいわけじゃないって感じでした。私が無名の時にやさしくしてくれて、売れてきたら距離を置くなんて「江戸っ子ってカッコいいなぁ」と思いました。ハガキでダメ出しをしてくれてたこともありました。

 私も、当時の永さんくらいの年齢になったら、ライブハウスで新人のネタを見て「こういうとこ直したらいいよ」「場数を踏みなよ」と言ってプロデュースするオバサンになるのかな、と思ってたんだけど、50代になってもそんな余裕まったくなかった。自分のことしか頭にない(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  3. 3

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か