元日でも「竜兵会」最優先 劇団ひとりの「上島竜兵愛」

公開日: 更新日:

「明日、(上島)竜兵さんが野球やるんだけど、人数足りないんだよね……行ける?」

 今から15年前、竜兵さんが草野球の試合をやるからメンバー集めるようにと事務所に言っておいたのが、うっかり忘れられていて、前日になってマネジャーたちが慌てて頭数をかき集めていた。それで若手の僕にも声がかかったのが竜兵さんとの出会い。

 当時僕は22歳、16歳から事務所に出入りしていたのですが、同じ芸人とはいえダチョウ倶楽部の上島竜兵さんみたいな大御所は、単なるテレビに出てる雲の上の人。太田プロは大所帯でタレントも芸人もいるせいか、芸人同士の結束とか上下関係っていうのが希薄だったから、接点が全くなかったんです。

 翌日集まったメンバーは、たった5人。相手チームから選手を借りてなんとかゲームの形にしたものの、野球経験のない僕は、ボールは捕れないわ、打てないわで、相手チームの応援で来ていた「ドカベン」の漫画家・水島新司さんからダメ出しの嵐。しかもお約束で、言いだしっぺの竜兵さんも野球ができない! グダグダな試合でした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方