故マンガ太郎さん 容体急変前の取材で語っていた最期の話

公開日: 更新日:

 海外での仕事は6年ほどやったとか。

「帰国してからもよく米軍キャンプを回りましたよ。米軍機送り迎え付きの仕事を受けたこともある。夜に立川基地を飛び立ち、てっきり九州に着いたんだと思ったら、なんと、グアムだった。米軍がバックにいたとはいえ、パスポートも持たずに密出入国したのはワタシくらいなもんでしょうな、ハハハ」

 マンガ師匠はお笑いブームとはほとんど無関係な芸人でもあった。

「豪華客船によるクルーズが人気なのはご存じですか? その船のショータイムに出演する。そんな仕事が多く、ひと頃は頻繁に船に乗ってました。バブルがはじけて以来、機会は減りましたが、それでもポツポツ依頼はある。5年ほど前には新潟―韓国―香港、3年前はアカプルコ―サンフランシスコのクルーズに乗船しました。一度乗ると長い場合は2週間は船上の人になってしまい、どうしても国内の仕事はお留守になるんですね。そんなこんなでお笑いブームは蚊帳の外でした」

 長女(43)と長男(40)は独立し、都内に元バレリーナの夫人と2人暮らしだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発