「アラジン」元リーダー高原兄さんは地元富山で“三足の草鞋”

公開日: 更新日:

 81年、ヤマハのポプコンと世界歌謡祭のグランプリ曲「完全無欠のロックンローラー」でデビューした“アラジン”。男5人、女4人の大所帯の中で「ノッてるか~い!?」と客席をあおりにあおり、一番目立っていたのが同曲を作詞・作曲した高原兄さん(55歳)だ。今どうしているのか。

 会ったのは来春開通予定の北陸新幹線に向け、急ピッチに工事が進むJR富山駅北口にあるホテルのロビー。直前までKNB(北日本放送)ラジオで仕事をしていたという高原さんから渡された名刺は二つ折りで、片や「作曲家」、片や○○株式会社なる電設会社の「代表取締役社長」とあった。

「電設会社はオヤジが半世紀近く前に創業した会社で、主に配電工事を請け負ってます。2000年にオヤジが亡くなったときも“後を継げ”って遺言はなかったし、ボクもそのつもりはなかったんだけど、古参の社員から“社長をやってくれ”と頼まれましてね。悩んだ末、受けることにしました」

 かくして東京から富山へUターン。社長業と地元のローカルタレントとして活動する道を選んだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方