ベールに包まれた高倉健さんの私生活 定宿で毎日散髪の理由

公開日: 更新日:

 日本映画の黄金期を支えた役者で、最後の大スターと言っていいでしょう。私生活も含めスターとしての自覚があった人で、スキャンダルを切り売りするような今の俳優たちとは一線を画しました。

 俳優を体現したエピソードのひとつには、いつでもアップの写真にたえられるよう、毎日散髪していたというものがあります。健さんは以前、ホテルパシフィック東京(現シナガワグース)と呼ばれたホテルを定宿にしていて、そこの老舗の散髪店に毎日通っていました。映画関係者が健さんと連絡を取りたい場合、取りあえずその散髪店に電話したというほどでした。

 映画では、最後の出演作となった「あなたへ」(12年)の鬼気迫る演技が思い出されます。ビートたけし佐藤浩市田中裕子といった健さんお気に入りの役者を並べ、ある意味、遺言のような映画でした。ただ、どんなにすごい役者を並べても、やっぱり最後は健さん映画になってしまうのです。

(談/前田有一・映画評論家)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網