歌手・加藤登紀子が振り返る 宮崎駿監督と「紅の豚」秘話

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 宮崎さんは「あの歌の中の『あの日のすべてが空しいものだと それは誰にも言えない』という歌詞が僕はうれしかったですね」とおっしゃってましたから、作品のテーマにピッタリだったようです。

「紅の豚」の舞台は第1次世界大戦と第2次世界大戦の間のイタリア・アドリア海。自由が次第に失われていく時代です。作品の中では政治的な主張はまったくないのですが、「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」を選んだ宮崎さんと私には、考え方や感性に相通じるものがあるんです。

 ですから、私の一番の理解者であり、ボーイフレンドのひとり。それが宮崎さんだといえますね。

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