山口いづみさんが語る「うっかり八兵衛」とのディスコ遊び

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 モデルから歌手、そして女優へと活動の幅を広げた山口いづみさん(60)の人気を不動にしたのは時代劇のお姫さま、娘役。とくに「水戸黄門」(TBS系)シリーズは足かけ9年にわたり出演。同シリーズ最多出演「うっかり八兵衛」役の高橋元太郎さん(73)には公私ともにお世話になった。

「いづみが『フィバろう』って言うんだよ。しょうがないよなあ」

 もう36年ほど前のことです。当時、水戸黄門役だった東野英治郎さん(故人)に、こう話して笑いを誘っていらっしゃったのは元太郎さんでした。でも、言葉とは裏腹に顔はニコニコ。決して、嫌がっていらっしゃらないことは一目瞭然でした。

 78年8月に放送が開始された「水戸黄門」シリーズ第9部から佐々木助三郎(助さん)の恋人役・小野塚志乃としてレギュラー出演しました。役柄としてはその後、いいなずけになり、第10部の最終話で祝言を挙げ、晴れて妻という設定。17部終了まで9年もの長い間、歴代の黄門様や助さん格さんとともにいたんです。

 元太郎さんはひょうきんキャラの「うっかり八兵衛」役が大当たり。欠かすことのできない存在で、ロケが行われた京都では、最初から目をかけて下さいました。

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