元「ずうとるび」の江藤博利さん がんを2度克服していた

公開日: 更新日:

■11年前に一念発起して劇団立ち上げ

 さて、「ずうとるび」は74年発売の3枚目のシングル「みかん色の恋」がヒット。翌年の紅白にも出場した。

「グループを結成して出した2枚のレコードはまるで売れませんでした。でも、その間、日テレの『笑点』のちびっ子大喜利が女性の間で徐々に評判になり、だったら3枚目を、という話が人気爆発につながった。当時、テレビ、ラジオのレギュラーが11本ですよ。寝るヒマもない、とはまさに当時のこと。今も信じられない思いがしますね」

 82年にグループは解散し、江藤さんはタレントに。

「バラエティーはもちろん、いろんな番組に顔を出し、リポーターをやったりしました。だけど、正直、徐々に先細りになった。それで20代後半の時、六本木のカラオケ店の店長に就き、17年間ほどやりました。11年前ですか、一念発起、自分で劇団を立ち上げたのは。舞台の構想を練り、ストーリーを考えるところからチケット売りまで、すべて自分ひとりでやらなきゃならない。すごく苦労する分、やりがいもあります」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…