映画「ソロモンの偽証」成島出監督特別インタビュー(中)

公開日: 更新日:

 さらに、この作品で子供たちを“映画スター”として映すため、「シネスコ」(スコープサイズ=注1=の一般的な呼び方で「シネマスコープサイズ」の略)の「スーパー35(注2)」という方式で撮影しました。誰も見たことのない子供たちがスクリーンに映るからで、映画で見たときに「映画の登場人物」という雰囲気を出したかったのです。どうしたら映画の魔法をかけられるかを考え、いろんな手法やサイズで撮りながら試行錯誤を繰り返して決めました。(あすにつづく)

注1「スコープサイズ=横2:縦1以上の横長の画面サイズの総称。
注2「スーパー35」=35ミリフィルムをフルフレームで使う撮影手法。フィルムの端にあるサウンドトラック部分の焼き付け部分までを使って撮影することで、より大きく迫力ある映像を撮ることができる。一方、デジタルに比べて手間と経費がかかる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に