「聞き取れず」の酷評も 渡辺謙にブロードウェーのシビアな目

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「もうシーズン終盤かと思わせるような采配。和田さんの鬼の形相が見えるようです! ベンチにもファンにも、今シーズンの戦い方を知らしめるファンファーレなのかも。よっしやぁ!」

 ツイッターでこう吠えたのは俳優の渡辺謙(55)。大の虎キチだけに、74年ぶりの開幕戦サヨナラ勝利に黙っていられなかったのだろう。

 しかし、その渡辺、現在は米ブロードウェーでミュージカル「王様と私」のプレビュー公演に出演中だが、ひいきチームほどの勢いは感じられないという。12日のプレビュー初日から一夜明けた13日の会見を報じた日本のマスコミは「満員の大盛況」「カーテンコールは総立ちの拍手」といった記事が目立ち、絶賛の嵐だったが……。

「ブロードウェーのファンの目は世界一シビアです。プレビューを見たファンの交流サイトでは『存在感があり、声がいい』などと高評価がある一方、『セリフが何を言っているのか聞き取れないし、理解できなかった』『ポーランドの映画を字幕なしで5分間見せられたような気分だった』などの酷評が早くもも寄せられている。ブロードウェーの世界はプレビューを経て本公演の開幕初日に新聞や雑誌などの批評家を招待して“採点”してもらうシステム。好評ならロングラン公演になるし、酷評されたらチケットが売れないためすぐに閉幕してしまうケースもある。ハリウッドの人気女優が主役でも毒舌を浴びせられ、すぐに閉幕した作品もある。渡辺は初ブロードウェーだけに“お試し期間”のようなもので、コケたら二度と呼ばれることはないでしょう。本公演までに徹底的に英語力を磨く必要があります」(ブロードウェー事情に詳しい演劇関係者)

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