キムタクと“決別”のフジ 「デート」好調の杏をロックオンか

公開日: 更新日:

 連続ドラマを当てて、映画にして稼ぐ──。これはテレビ局のヒットの法則だが、浮上のきっかけが欲しいフジテレビが何か新たな映画コンテンツがないかと思案している。かつてフジは「踊る大捜査線」「海猿」という金脈があった。今年は木村拓哉(42)の「HERO」が7月に映画化されるが、問題はその次である。

 実はアテにしているのが現在、放送中の杏(28)主演の「デート~恋とはどんなものかしら~」。

「『デート』は平均視聴率13%弱で合格点とはいえませんが、杏と相手役の長谷川博己のトンガった演技が若い世代に受けている。『踊る~』のようなメガヒットは期待できないにしても、確実に採算ベースには乗るとみられています」(制作関係者)

 フジとしては、杏への気遣いもあるようだ。年明けに東出昌大(27)と結婚。その東出は今クールのフジの「問題のあるレストラン」に出演中で、大河ドラマ「花燃ゆ」と掛け持ち。そんな状態で夫婦でお世話になっているから、お返しをしたい事情がある。

 また、これまでフジに貢献してきたキムタクが今春初めて、テレビ朝日の連ドラで主役を張る。タレントのフジ離れが加速しているわけで、その点でもフジとしては新たな人材を囲い込みたいところ。

 問題は、杏が首を縦に振るどうか。横に振られたら、フジは大変だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?