著者のコラム一覧
萩原健太音楽評論家、DJ

1956年、埼玉県生まれ。早大法学部卒、早川書房に入社後、フリーに。無料の電子書籍版音楽誌「エリス」編集長。最新刊は「70年代シティ・ポップ・クロニクル」(Pヴァイン刊)。公式ホームページ=https://nothingbutpop.wordpress.com/ ツイッター@kenta45rpm

13組のクセ者が「ファンキー宇多田」を表現

公開日: 更新日:

オムニバス「宇多田ヒカルのうた~13組の音楽家による13の解釈について」

 98年末、宇多田ヒカルが「オートマチック」で本格デビューしたときのことは忘れない。それまで日本でファンキーな歌手というと、ともすれば大声を張り上げ、これ見よがしに高音シャウトで圧倒しようとする者が多かった。が、宇多田は違った。張らないのだ。声を。印象はむしろ囁き声。なのに、この… 

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