浜崎あゆみを例に…エイベックスの「JASRAC離脱」どうなる?

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 サラリーマンがカラオケで歌うと、知らない間に「チャリーン」とお金を取られる、その先は日本音楽著作権協会(JASRAC)――。長い間それが当たり前だったが、これにエイベックスが“挑戦状”を叩きつけた。“第2のJASRAC”といわれ、ネット配信系が中心の著作権管理業者イーライセンスを系列に収め、著作権管理を移行する手続きを始めたことでエイベックスが「JASRACを離脱」といわれて話題なのだ。

 現在、日本ではJASRACが著作権市場を独占している状態で、独占禁止法違反ではないかと最高裁でも争われた。ただ、この問題はとかく一般にはわかりにくい。何が変わるか、エイベックス所属の浜崎あゆみ(37)を例にすると――。

 現在、浜崎のCDが売れると、6%がJASRACに入るが、イーライセンスなら5%で従来より1%少なくてすむ。

 また、PR、プロモーション活動もしやすくなる。例えば、新曲発売の際レコード店で浜崎の曲を流した場合、JASRACなら使用料を取られるが、イーライセンスなら取られないという。店内で曲を流しやすくなることで、落ち込んでいた浜崎のCDの売り上げもアップする可能性大というわけだ。

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