“酒豪俳優”石倉三郎 京都からの誘いに「行くよ」と新幹線で…

公開日: 更新日:

 俳優で、かつてはコメディアンとしても大活躍した石倉三郎さん(68)。「その気になれば、今でも1升ぐらいはすぐ空けちゃうよ」と語る、芸能界屈指の酒豪だ。

■信念は“誘いは一切断るな。酒の席には福がある”

「いま、橋爪(功)さんたちと飲んでるんだけど、来ない?」

 いきなりですよ。6年ほど前の冬かな。俺の携帯電話に電話をかけてきたのは、萬田久子さんでさ。口調からすると飲み始めって感じでね。

「わかった。行くよ。どこにいるんだ?」

「へへへー。無理よ。だって京都なんだもん」

 そう聞いたら、行くしかないじゃないですか。電話をもらったのが夕方6時少し前。自宅だったか、女房が女将をやってる門前仲町の小料理屋「花菱」だったか、忘れたけど、そのまんま財布だけ持って行きましたよ、京都。新幹線に乗っちゃえば、2時間20分ほどだし。

 それで、祇園の小料理屋さんに着いたのが午後9時前。久子さん、俺の顔見るなり、ハトが豆鉄砲を食らったみたいな顔して、のけ反って座ってた椅子から落っこちた。隣に座ってた橋爪さんは「ホントに来たよ、このバカ」って。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」