敗戦の1945年生まれの小栗康平氏の監督作品には、戦後日本と歩みを合わせるように、その時代を生きた女が浮き彫りになっている。1956(昭和31)年の大阪を舞台にした第1作「泥の河」では、みすぼらしい船に子どもふたりと住み、売春で糊口をしのぐ女――。当時38歳の加賀まりこが演じて… 
                
                                                    
                                
                                                        
                                                    
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