阪神藤川監督の「新人は張り切り過ぎない」指令にスタッフ戦々恐々…よぎる森下翔太の“トラウマ”
15日に行われた阪神の新人選手入団発表会。ドラ1の立石正広(22・創価大)をはじめ、育成選手を含めた7人が自己紹介を行った。
今年の新人は上位指名3人が大卒、5位の能登もNPB傘下二軍のオイシックス新潟出身と、即戦力揃い。中でも立石は阪神を含む3球団が競合した逸材だ。
発表会に出席した藤川球児監督(45)は「張り切り過ぎないことが大事」とした上で、「いきなり(練習法などを)変える必要はない。近未来で勝負できる選手だと思ってほしい。タイガースに任せてほしい」と、激励した。
その阪神には期待の新人がいきなり故障した“トラウマ”がある。14日に契約更改を行い、倍増以上の年俸2億1000万円をゲットした森下翔太(25)だ。ドラフト1位指名された直後の2022年12月、甲子園で行われた体力測定で、いきなり右足を肉離れ。その影響もあったのか翌年1月の新人合同自主トレは初日にリタイア。春季キャンプも二軍スタートを余儀なくされた。
これに怒り心頭だったのが当時の岡田彰布監督(現オーナー付顧問)。「森下のようなつまらんケガで出遅れがないように」と、体力測定からダッシュ系のメニュー除外を命じたほどだった。


















