上野動物園のパンダが1月下旬に中国に返還決定、約50年ぶり国内ゼロ頭に…経済的打撃は「想像できない」

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 初来日からおよそ半世紀、とうとうその日がやってきてしまう。

 東京都は15日、上野動物園(東京都台東区)の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)を、来年1月下旬に中国へ返還すると発表した。2頭は繁殖研究目的で貸与された親から生まれたため所有権は中国にあり、来年2月に返還期限が迫っていた。1972年の日中国交正常化を機にランラン、カンカンが上野動物園に送られて以来、約50年ぶりに国内のパンダが姿を消すことになる。

 今年6月には、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の4頭が中国に返還された。最終公開日には開園前から約1400人の行列ができたという。

 老若男女問わず人気のパンダがもたらした経済効果は計り知れない。それだけに、今後の影響が気がかりだ。

「パンダは上野動物園でも代表的な存在なので、当然、来園客数などに影響すると考えられます。また、上野駅周辺にはパンダグッズの店が多くあり、売り上げの減少が予想されます」(東京都建設局公園緑地部の担当者)

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