自維政権に不協和音…定数削減、OTC類似薬めぐり焦りイラつく維新の無責任さを自民がチクリ
自維政権に“すきま風”が吹いている。17日に会期末を迎える今国会で審議入りのメドすら立たない議員定数削減法案を巡り、高市首相と日本維新の会の吉村代表(大阪府知事)が16日、年明けの通常国会以降の対応を協議。何としても政権にしがみつきたい維新に対し、高市首相は余裕の構えだ。
「内閣総理大臣の立場から見解を申し上げることは差し控えます」──。15日の参院予算委員会で、定数削減を「連立存続の要件」と強調した維新の片山大介議員に、塩対応を見せた高市首相。「議員提出法案の審議のあり方は国会でお決めいただく」と念を押すように繰り返し、言及を避けた。
片山氏は連立合意書にサインした高市首相本人から言質を取りたかったのだろうが、諦めたように「(自民党)総裁として我々の思いをぜひ、受け止めていただきたい」とお願い。吉村代表も15日の会見で、定数削減について「審議すらされていないという状態が続いて本当に残念」と悔しさをにじませ、果ては国会を「茶番劇」と罵った。
■「一緒に責任を担っていただきたい」


















