恋愛ドラマ需要なし? 田中麗奈vs.深田恭子でも低レベル

公開日: 更新日:

 新ドラマが始まった今週、年齢の近い主演女優がぶつかった火曜夜10時の深田恭子(33)と田中麗奈(35)は、どちらが勝つか?

 女優の良しあしはドラマの中身(脚本)に左右されるが、この2つ、まったくの真逆だ。深田の「ダメな私に恋してください」(TBS系)は能天気なラブコメで、タイトルも中身もあまりに時代遅れ! 舞台は都会で、深田は「命懸けで恋をつかもうとしたら、本当に命を落としそうになってしまいましたぁ」と、年下男に貢いで貧乏になったバカ女を舌っ足らずに演じている。

 最初の方で「これ!」と男にプレゼントを渡している時、裏番組の「愛おしくて」(NHK)の田中は、地味な田舎にて母の墓参りで号泣中! こちらは愛人をつくった父に捨てられ、母は病死したという暗い設定だ。

 山の中にいる有松絞の師匠(秋吉久美子)に弟子入りするが、新居のアパートを訪ねてきた父に、「いまさら何よ! 帰ってよ!」と涙ながらの形相で物を投げつけたり、全体的にシリアスな演技が中心。

 今後は秋吉の若い彼氏に引かれていくという一種の不倫ものらしい。田中はNHKのドラマによく起用されるが、主役ではコケ気味。大河「花燃ゆ」の3部で奥の姫を演じたように、脇役のほうが映えると思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較